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仮設防音設備設計積算要領書
まえがき
防音設備協会(BSK)の前身である防音建設業協会は、昭和63年4月に防音設備の設計・積算の解説書として「防音設備設計基準書」を刊行いたしました。
以後、平成7年には協会名を建設防音技術会、平成10年10月には現在の防音設備協会として任意団体登録を行いました。
「設計・積算要領書」は、刊行以来、幾度かの改定を経て、トンネル工事における仮設防音設備の設計積算の手引書として活用され今日に至っています。
最新版は、平成19年度に改定した「設計・積算要領書」の第3版となります。
建設インフラ工事対象も、都市トンネルを代表するシールド工事と山岳トンネルを代表するNATMトンネル工事について、それぞれの防音設計手順と予測計算式をまとめてあります。
騒音源のパワーレベルも、従来の最大値の平均値表示を改め、日本音響学会推奨のエネルギーによる“A特性実効音響パワーレベル:LWAeff)を採用するようにしました。
第3版での主な改定項目
- BSK-Aタイプ、BSK-Bタイプ、BSK-Cタイプ相当の遮音性能を有する高性能採光パネルを追加し、基本料金40%と耐用年数2年を定めました。
- 車両用出入り口については、従来の電動シャッターに加え防音スライド扉を追加しました。
- 第3章 防音設備の構造設計
設備別鉄骨単位重量に特殊鉄骨(150kg/m2)を追加
指定仮設・任意仮設の説明を追加
- 第5章 超低周波音
超低周波用防音パネルにBSK-L2タイプ(遮音性能25dB)を追加
第3版(H28年版)設計積算要領書 目次(抜粋)
- 第1章 音の基礎 - 6 -
- 第2章 トンネル工事の仮設防音設備 - 33 -
- 法規制について
- 対策目標値及び対策目標地点の設定
- 暗騒音について
- 防音材料の性能表示方法
- 防音パネルの種類と性能
- 都市トンネルシールド工法
- 大中口径管推進工法
- 音響計算のフローチャート
- 山岳トンネル
- 音響計算式
- 騒音レベルコンター図について
- 音響計算の計算条件
- その他の音源のパワーレベル
- 第3章 防音設備の構造設計 - 56 -
- 仮設防音設備の構造計算
- 仮設防音設備の施工規模
- 防音ハウスの付帯設備
- 設備別鉄骨単位重量
- 基礎の選定
- 防音設備の参考図
- その他の事項
- (1) 仮設防音設備の確認申請
- (2) 日影規制について
- (3) 希少猛禽類の生息が確認された場合の処置
- (4) 指定仮設と任意仮設
- 第4章 超低周波音 - 66 -
- 超低周波音とは
- 超低周波音の影響と評価・測定方法
- 振動ふるいから発生する超低周波音
- 山岳トンネル発破による超低周波音
- 第5章 防音設備の積算要領 - 81 -
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